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企業情報

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システムエンジニアというサービス業

こんにちは。情報システム室のM.Yです。


私の部署では、計十数名のシステムエンジニアが協力して、
ユーザーと加盟店をつなぐ基幹システム「Mover」を主とした開発・運用保守を行っています。

私はシェアテクには昨年に入社して、主にシステム安定化と開発環境整備に取り組んできました。



今回、これまでの取り組み経験を元に、
タイトルの通り「システムエンジニアというサービス業」という題材で、
システムエンジニアという職種の説明と、スキルアップのために向くべき方向と考えるものを、
現職の立場から私見をふんだんに織り交ぜて、つらつらと綴らせていただきます。

コーヒーでも飲みながらゆるっと読んでいただければと思います。

私はコーヒーの代わりにアーモンドミルクを飲みます。
適度なアーモンド感と、厳しい世の中を生き抜くために必要な甘さがふんだんに含まれており、
おすすめのドリンクです。

女性にとっては美容効果もあるとか…とにかくおすすめですね。

スーパーのレジ打ちに置き換えてみる

さて、そもそもプログラマやシステムエンジニア等が働いているこの業界ですが、
異業種から見ると外国に来たような異世界に感じられることが多いようです。


要件定義書、仕様書といった堅苦しい名前の資料 、
英語と思わしき文字が大量に並んだプログラム ・サーバ、
ネットワークなどを括ったインフラという見えない何か、
会話の所々に混ぜこまれる日常では使ったことのない単語・・・・。



異業種の方に向けて、先にシステムエンジニアという言葉の定義を見ておきましょう。

システムエンジニアとは

❝えすいー 【SE】 System Engineer システムの設計や構築に従事する職を指す。
日本では、企業情報システムの開発に携わる者に対して使われることが多い。
一口にSEといっても、顧客の要求を確実にくみとってハードウェアの設計を行ったり、
ソフトウェアの構築とハードウェアの調達を行ったり、完成したシステムのバグを修正するなど、
仕事の内容は多岐にわたる。
そのため、SEは仕事を分化し、各分野に特化したプロフェッショナルとなることが通常である。
ソフトウェアをプログラミングする「プログラマ」とSEは本来別物であるが、
近年、両者の仕事の垣根があいまいになってきており、プログラマからSEの仕事に進出するケースも多い。 ❞


出典:デジタル用語辞典( http://yougo.ascii.jp/caltar/SE )

記載のあるプログラマとシステムエンジニアの違いについてですが、
転職を通してプログラマからシステムエンジニアに転向している私の立場から申し上げますと、
お客様や別の部署の方々との交渉や相談等のやり取りの比重が大きいのが、
システムエンジニアかと考えています。

一般的に見ると、それだけではなく、
社外の開発会社等の管理をする立場もシステムエンジニアと呼ばれているようです。



いずれにせよ、そこまで大きな差はありませんね。

 

システムエンジニアとして働く

ここからが本題となりますが、
システムエンジニアとして働く上で、目指すべきこととは何でしょうか?


特に異業種からの転向者や経験の浅いエンジニアにおいて、ここが大きくずれていることがあり、
結果として良い仕事にならず、スキルアップにつながらないと考えています。

そこで一度、システムエンジニアの業務をサービス業として見ていただきたいです。



スーパーのレジ打ちを例に挙げますと、下記のように置き換えることができると考えています。

 

レジ打ちとエンジニア業務

・要件定義書、仕様書 → 接客マニュアル
・プログラム → 接客業務
・インフラ(サーバ・ネットワーク) → バーコードリーダー、レジの機械
・使ったことのないような英単語 → サービスカウンターを「サビカン」と呼ぶ


要件や資料はお客様が欲しいもの(を作れる手順)、
つまりお客様から見て理想のレジ打ちを定義したものにあたり、
サーバやネットワークといったインフラと呼ばれるものは、機械およびその機械を用いた道具にあたります。

この中でのプログラムの位置づけは「接客業務」になっており、
バーコードのスキャンの他にも、野菜のレジ登録、総菜を小分け袋に梱包、
レジ袋の必要有無確認などと同等と考えています。


上記からお伝えしたいのは、システムエンジニアとして本来成すべきことは、
レジ打ちで言うところの「お客様が気持ちよく買い物ができること」にあたる
「システムを作り、お客様が欲しいものを実現すること」だということです。

読みやすいプログラムが書けた、問題なく新機能を実現できた、という点は、まだ過程の状態であり、
注視しなくてはならないのは「そのシステム、お客様が求めていたもの?」という観点です。

(自分がどれだけ綺麗にレジが打てても、お客様が気にしているのはもっと別のことですよね)

 

プログラムというシステム作成のスキルは、物忘れや凡ミスをすることがあり、
睡眠や休息も必要な「人間」に代わって、お客様の要望を十分に叶えるための手段なのです。

異世界に見られがちなシステムエンジニアという職種も、
サービス業と同様に「顧客満足度」の向上を目指すべきだということが分かると、
その他のサービス業と大きく差はないものと感じないでしょうか。


シェアテクを例にだすと、私たちが開発している「Mover」では、
ユーザーがこのマッチングシステムを通して、
「急なトラブルもすぐに解決してくれて救われた!安心して寝れた!」など、
『安心ある暮らし』というサービスの提供です。

ここまでくると、プログラマやシステムエンジニアとしてスキルアップしていきたい、
と考えた時に、どこを向くべきなのかが明確になったように思えないでしょうか。
昨今、コンビニエンスストアでは自動レジが続々と登場しています。

トレーニング中のスタッフにレジを待たされることも減り、私の満足度が向上しています。



システムエンジニアは、システムを作って終わりという職種ではありません。

少しでも良いシステムを作るために、お客様視点で物事を捉えることで、
スキルアップにつながる何かが見つかると考えています。

 

多様なエンジニアが集まるシェアテクで一緒に

私が思うエンジニア業をつらつらと綴りましたが、
アーモンドミルクはとっくのとうに空っぽになってしまってました。

自身がスキルアップできれば、できることがどんどん増え、更に楽しいエンジニアライフになることでしょう。

世界中を素晴らしいシステムで埋め尽くせるよう、今日からスキルアップしていきましょう。  

ちなみに、シェアテクでは、より良いシステム構築を目指して、システムエンジニアの募集を行っています。

異業種からの転職者、営業からキャリアチェンジしたものも在籍していますので、お気軽にどうぞ。
一緒にお好きな飲み物を楽しみましょう。

この記事を書いた人

M.Y

システム企画開発部 Mover開発2課:system engineer

Mover開発2課の管理担当。本日もやることがいっぱいで幸せ。
取り乱しても、GASをいじると心が落ち着く。
キーボード二刀流を地道に布教中。